できるだけ自分の病気のことや経験は話したいと思っている⑥〜なかなか治らない適応障害。どうやって過ごしていたか。〜
前回のあらすじ
体調がよくなったら復帰しようと思っていた会社からやんわり退職を勧められてしまい、退職を決める。
できるだけ自分の病気のことや経験は話したいと思っている⑤〜やんわり会社をクビになる〜
なかなか治らない適応障害
休み始めて1、2ヶ月経ったくらいからただただ寝る時間は減ったものの、家の中でゴロゴロしながら過ごす日々が続きました。
そのころの体調や気持ちの状態としては、
- 全然外出がしたくなくて、ほとんど家にいる
- 人に会うと疲れるのでなるべく会いたくない
- だるいので、家で横になっているか、なるべく動かないで過ごす
- いつもより活動的に過ごすとその後何日かは寝込んでしまう
- 色々なことがやる気が出ない
- 昼夜逆転生活
- 夜寝ていると、眠りが浅くてちょいちょい起きてしまう
- 寝つきが悪い
- 相変わらず息苦しい
やっぱりまだまだ調子は良くない日々が続いていました。
それでも徐々に良くなっている感じはしたので、そのまま順調に完全に回復するのだろうなと思っていました。
しかし、また1ヶ月ほど経つと、調子が悪くなり寝込んでしまうようになりました。
良くなっていっているなーと思っている中でまた調子が悪くなると、結構落ち込むんですよね。やっぱり自分はダメなんだなーとか思ってしまうんです。
でも、その後、ネットや本などで調べてみると、この一進一退することはあるあるなようだし、回復するまでに意外と時間がかかるとわかりました。
そうやって調子の良い期間と悪い期間を繰り返し、でも、だんだんと調子の良い期間が延びていき、今は4ヶ月ほど調子の良い状態が続いています。
今の状態になるまで、休み始めてから約1年半になります。
もしかしたら、また寝込んでしまう期間が来るかもしれませんが、なんとなくその波が落ち着いたのかなと思っています。
調子が良くなってきてから、外出が積極的にできるようになったり、人に会うことが楽しくなったり、初めてのことをやってみたり、前よりできることが増えてきたことも実感します。
この1年半の間、どのように過ごしていたか
1.とにかくやりたいこと、好きなことをやる
これは医者から言われたことでした。私の場合、今まで我慢だったり、「普通」ってものに囚われすぎて、気づいたら自分が何をしたいのかがわからなくなっていました。
この何がしたいかというのは、全然大したことを指しているわけではなくて、まずは、何を食べたいとか、眠い時に寝るとか、だらだらしたいからするとか、散歩がしたいからするみたいな、感覚的に自分がしたいと思うことをしてあげることで十分だと思います。
仕事を休み始めて半年くらいまでは、この感覚がつかめず、自分が仕事をしていないことに罪悪感を感じたり、昼夜逆転の生活をしている自分はダメだなと責める事ばかりしていました。でも、昼夜逆転だって、多分その時の私がしたいことだったのだと思います。
思い切って旅行に行ったりいつもと違うことをしてみるとリフレッシュできて結構よかったです。無理すると後で疲れちゃいますが。
2. 適応障害や鬱の体験談や関する情報をネットや本で読む
意外と治るまでに時間がかかったり、体調に波があると、本当に自分は元気になるのかなと不安になります。
そういう時に、同じような経験をした人の情報を読むと安心します。暗い内容のものは避けて、前向きなものがいいですね!
適応障害ではなく鬱についての漫画になりますが、「うつヌケ」はとても参考になりました。
色々な人の体験談が載っていて、回復するためのヒントになりますし、自分もそのうち元気になるかなと勇気付けられます。
あと読んではいませんが、「サブカル・スーパースター鬱伝」も良さそうです。
3. 筋トレやヨガなど、何か運動をする
ダイエット&健康を目的に、仕事を休み始めてからジムに入会し、筋トレをするようになりました。そして、時々ヨガもやっています。
運動をするとモヤモヤした気持ちも気分転換できてスッキリしますし、ある程度体を疲れさせると夜に眠りやすくなるのでオススメです。
また、ヨガは深呼吸や瞑想を行うので、ストレスの多い人にはぴったりの運動です。ヨガを行うと、とても穏やかな気持ちになれて、心地がいいので続いています。
家の周りを散歩するだけでも良いと思います。
4. 自己対話をする
自分が何を感じているか、何を思っているかを明確に知るために、自己対話をするようになりました。
自己対話という言葉自体を聞くと、なんか自己啓発的な感じで、拒否反応を示す人もいるかもですが、なんてことはない、自分が何を思っているのか、感じているのかを知ることです。
適応障害になってしまったのも、自分の心や体が「無理だよー」と言っているのを無視した結果だと思います。
自分にとって何がストレスなのかをわからなければ、たとえ異なる環境に身を置いても、また同じようにたくさんのストレスを抱えて過ごす可能性があります。
自分のことはちゃんと向き合わなければ、意外とわからなかったりすることが多いです。自己対話をすることで、自分の取り扱い方を知ると生きやすくなるのかなと思っています。
自己対話についてはこのサイトがわかりやすく、よく参考にしています。
┣感情取扱い・自己対話ノートとペン・我慢|ナリ心理学オフィシャルブログ「Nali Psychology」Powered by Ameba
5. とにかく必要なだけちゃんと寝る
睡眠負債の話も少ししましたが、健康管理の中で、睡眠をしっかり取ることって本当に本当に大事だと思っています。
6. 体調の記録を残す
体調について気づきがあればカレンダーアプリに入力していました。手帳に書くとかでもいいと思います。
ほんと簡単に「息苦しい」とか、「だるくて動けなかった」とか、逆に「気分もいいし体調も良かった」とかです。
どういうきっかけで体調が良くなったり悪くなったりということを知ることができます。これは自己対話に近いかもしれません。
気候や気圧の変化で体調の波が来たりするので、私は「頭痛ーる」という気圧予報のアプリも一緒に使っています。
頭痛ーるはUIやキャラクターが可愛いのでオススメですよ。
以上がこの1年半やっていたことです。
次回は、私がなぜ適応障害になってしまったのか原因を考え書いてみたいと思います。多分、次回でこのシリーズは最終回です。たぶん。
つづく↓
できるだけ自分の病気のことや経験は話したいと思っている⑦〜適応障害になった原因を考えてみる〜