ポケロペンチオという軍団

日々のあれやこれやをなんやかんや

マインド

分かる人には見えている、良いお店

古い友人の結婚式があり、遠方に行ってきました。二次会はなく、式のあとは参列した旧友たちと何軒かハシゴしました。
住んだこともないので当然土地勘もなく、何も情報を持ち合わせていなかったのでお店のチョイスは唯一土地勘のあるAくんに完全に任せました。とはいえ、彼もどこか良い店を知っているというわけではないそうで、ブラブラしながらどう考えてもこれは行き当たりばったりになるなあという感じでした。
たぶん普段だったら知らない土地とはいえ、僕が調べるなりカンを頼るなりして自分が選ぼうと名乗り出ていたところです。いくら酒さえ飲めればいいとはいえ、せっかく久しぶりに会ったのに変な店を選んでしまって残念な気持ちになるのは避けたいし、自分がどうにかしてその自体を避けられるようであれば喜んで買って出るつもりでした。
でも今回はそれをしようとは思っていませんでした。なぜならAくんだから。
彼とはかなり幼少の頃からの腐れ縁で、成人してからは住んでいる場所も仕事もまったく別で長いときには1年以上連絡を取らなかったりすることも頻繁にありましたが、なぜだか未だに話が合います。なぜだかと言いながらなんとなく理由はわかっているんですが、まあ平たく言うととても仲のよい友人です。
別にこのAくんの顔を立てようとかそういうわけではありません。そんな気を使う相手でもないし。
そしてコイツがすごくグルメなやつではないということも知っていました。どちらかというと味音痴な気もします。スマホで店を探すでもなく、テキトーにブラブラしながら店を探しています。何も考えていないように見えます。
ところが、

Aくんが当たりの店を引く

 そんなこんなでAくんがチョイスして結局2軒行ったのですが、結論から言うとどちらも大当たりでした。
1軒目はどうやって選んだらここに初見で入るのか、というような雑居ビルの4Fにあった、優しいおじいさんが営むおしゃれなバー。僕は別の友人との話に夢中でただ後から付いていっただけなのでなんでここにスッと入ったのかはわかりませんでしたし、むしろこんな迷いもなく入るもんだから「なんだ、知ってる場所があるんじゃないか」とさえ思ったわけです。でも完全に初見だったようです。
その優しいマスターもそのときいた常連のお客さんも、初見の結婚式終わりの5人組が来店したことに少々驚いていたようですが、地元の話なども聞かせて頂いてとても良くしてくれました。
2軒目はお年を召したご夫婦でやられていたカウンターの小料理屋。こちらは路面店ではあったものの、中の様子はあまり見えなくて佇まいもどう見ても古めの個人店という感じだったので、なかなかNO情報だと入りづらいところですが、そこも結構迷うことなく入店しました。まあだいぶ酔っていて勢いも付いていたとは思いますが。
こちらも大変素敵なお店でした。結局閉店間際まで居座ってしまい、最後の方は日本の未来を託されたような(?)そんなアツい話をご夫婦とさせて頂いてとても有意義な時間でした。

一瞬のフィーリングと直感

さて、有意義な時間を過ごせたことはもちろん嬉しかったですが、この結果には特に驚きませんでした。何もしてないくせに偉そうですが、Aくんについて行っておけばこういう結果になることはわかっていました。
まあ簡単に言ってしまえばコイツは引きが強い。鼻が利く。もうそれだけで十分です。
一応、後からどうやって店を選んだか聞いてみたら
「良い店は佇まいと看板の描き方でわかる」
ということを言っていました。適当に選んだのかと思いきや、そういった部分もちゃんと見ていたというわけですね。素晴らしいです。
自分の最近を振り返ってみると、どうしても食べログやレビューサイトの情報を優先して選んでしまっていることに気が付きました。日常の選択においても、もっと一瞬のフィーリングであったり直感を大切にしていかないといけないな、と改めて思わせてくれた素敵な神戸の夜でした。

-マインド