その余計なプライドが時間を蝕んでいる
仕事においてですが、人から指摘されたり訂正されるのが嫌いでした。ひとつのドキュメントとかにめっちゃ時間かけちゃったりして、より完璧なものを作成しようとしていました。
当然仕事そのもののクオリティを上げるためにはそういった向き合い方も少なからず必要だと思うので良い側面もあったと思いますが、問題はモチベーションの根源が「人から指摘されたり訂正されるのが嫌いだから」というところが主幹になっていたことだと今になって感じています。
「また修正するのが面倒だなあ」とか「自分はこう思ってるんだし自分の方がちゃんと時間かけて考えてるんだから雑な意見を言わないで欲しい」という気持ちが強かったと思うんです。ある意味愛着を持ってきちんと仕事に取り組んでいたとは思うのですが、やっぱり依頼された仕事で依頼主(クライアント・上司など)が居る以上は依頼主が絶対なわけで、不足があれば当然訂正や指摘は入るわけです。それを「指摘されたり訂正されるのが嫌いだから」という余計なプライドのせいで、本質とは違う部分で変に時間をかけてしまっていたことは総合的に見ると時間の無駄だったかもなあと振り返っています。
ではどうすれば時間の無駄にならないか。
まずは提出してみる
最低限のクオリティは担保するべきですが、あまり自分の中でこねくり回してもよくないので、まずは「意味が通じる」ものが出来たらそれを提出してみる。
その上で要望をしっかり聞きながら完成させていく。まあどう考えてもこれが最短ですよね。
コミュニケーションをしっかりとる
まずは提出しつつも、そのあとどう進めていくかはきちんとコミュニケーションを取りながら一緒に考えていく必要があります。ここでしっかりコミュニケーションを取れていれば、依頼主が意図しないことをやらないで済むので時間の無駄になりません。
ですが、「聞くと負けだと思っている」などそれこそ本当に余計なプライドが邪魔している場合があります。僕もどちらかというとそのタイプだったので気持ちはよくわかります。
一番大事なものは何かをもう一度よく考える
自分が指示を受ける側だったとして、どんなに聞き漏らさないように最初の段階で指示を受け取ろうとしたとしても、人間同士のコミュニケーションゆえに何も欠落しないで伝達出来ることなんて稀です。別に1回でわかりきらなくてもいいじゃないですか。本来何が一番大事なことなのかを改めて考える必要があります。
だいたいの場合は成果物が一番大事なはずです。余計なプライドではありません。
本当に一番大事なものは「時間」
「成果物が一番大事」とは言ったものの、真の意味で本当に一番大事なのは時間です。
自分と依頼主である相手方、双方の時間です。
自分のみならず、相手にとってもどうすれば時間がかからず効率的に事が進むか、という点まで考えることが出来たなら、そのリターンとして信頼を獲得することが出来るでしょう。
時間も短縮できて信頼も得られるのであれば、これを目指す他ありません。